第17章 五線譜の上で踊りましょう
ブン太は次の日
ちゃーんと如月がいる部室に
行ってくれた
ふふっこれから
すっごぉく楽しみ!!
ボロボロになる如月が
見れるんだもん!
そーいえばさっき
赤也の顔を覗きこんであげたら
真っ赤にしてたんだよね~
赤也ったら照れちゃって
ほんとに可愛いんだから!
早くベタベタしてくれて
いいんだけどなぁ
照れ屋さんだから仕方ないか!
「赤也!!たるんどるぞ!!」
弦一郎の声がコート内に響く
怒られてるのは赤也
きっとエリナに見とれちゃって
練習に集中できないんだ!
赤也ぁごめんね?
エリナのせいで
怒られちゃったんだ…可哀想
赤也は弦一郎に何か
言ってたみたいだけど
精一にも怒られ外周に行っちゃった
あとで慰めてあげよっと!
赤也が外周に行って
少し時間が経った頃
「エリナ先輩!」
彼は息を切らしながら
私に近寄ってきた
そんなにエリナに会いたかったんだ!
もー!キュンキュンしちゃう!
「あ、赤也。
外周終わったの?」
にっこりと笑いながら聞くと
赤也は目を逸らした
照れ屋さん過ぎ!!
「部室の鍵持ってます?
ちょっと貸して欲しくてー」
「何ー?
部室で何する気なのー?」
「手伝い…的な?」
手伝い…?そっか!
赤也はブン太と一緒に
如月を犯してくれるんだ!
如月は赤也の事
好きみたいだったからなぁ…
もっとボロボロになるじゃん!
さっすが赤也ぁ!
「そういうことなら
仕方ないなぁ。頑張ってね?」
「ういっす!」
これで如月は
身も心もボロボロになる…
ふふっ!あははっ!
なんて面白いの!!
エリナの思い通りに
全部が進んでいく!
やっぱりエリナはお姫様!
お姫様の言うことは
絶対なの!!!
アッハハハハハハハ!!!!