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道化師恐怖症。

第17章 五線譜の上で踊りましょう




数日経った時

如月はマネージャーとして
テニス部に入ってきた


やはりあの担任が
言いくるめてくれたようだ

でもあの日から
担任はちょこちょこ私に
絡むようになってきた


だからまた命令したの

如月をボロボロにして、って

そしたら如月、いっつも
パシリにされてるの!
見てて超、面白い




如月が入ってきて
私は色んな仕事をアイツに任せた

だってエリナが応援すれば
皆の力になるじゃん?
それって効率的だし!

だるーい仕事は如月が勝手に
やっといてくれる

まぁ前までも
2、3軍にやらしてたんだけどぉ


エリナの負担が減ったのはいいけど
なかなか如月はボロボロに
なってくれない

やっぱり仕事任せるだけじゃ
ダメよね


だから、考えた

アイツが傷つく方法


「ねぇブン太ぁ」

「なんだよエリナ?」


ブン太は完全にエリナの虜

もう気を使って話しかけないでも
ブン太はエリナに首ったけ

それを利用しちゃお


「最近、蒼が
調子乗ってるらしいんだよぉ。
私にばっかり仕事任せて…」

「はぁ?まじキモイな。
いい加減辞めればいいのによ」

「辞めてくれないんだったら…
辞めさせるしかないかなぁ?」


そう言うとブン太は
ニヤリと笑った

あら、いい笑顔
何か思いついたのね


「なぁエリナ」

「なぁに?」

「女ってなにされたら
1番傷つく?」


突拍子もない質問に少し驚く

きっとエリナの答えを
ブン太は如月にやるつもりだ

なにそれ
超面白いじゃない!


「やっぱり…無理矢理されるって
言うのは辛いと思うよ?
それが初めてなら特に!」

「そうか…オッケー」


妖しく笑うブン太を見ると
こっちまで笑えてきちゃう

ふふっこれでもう如月は
部活、いや学校に来れない!!

だってブン太に
犯されちゃうんだもん!


きっとトラウマになるだろうなぁ
最高に可哀想じゃない!


でも、それは

如月が悪いんだから


お姫様はエリナなの

逆らう奴は
処刑なんだから!!








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