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道化師恐怖症。

第17章 五線譜の上で踊りましょう




「先生ぇ」


私は次の日の放課後
担任の先生の所へ行った

理由は計画の為


先生だってエリナの可愛さには
メロメロらしい

だってずっと変な目で
見てるんだもん
きっとエリナをどうにか
しちゃいたいって思ってるんだ!

でもごめんねぇ?
エリナはイケメンしか興味ないの


「どうした?西崎」

「ちょっと悩み事があってぇ…
先生に聞いて欲しいんですっ」

「そうなのか。
何があったんだ?」


ここで話すのは嫌だわ

だって誘惑できないじゃない!
もっと骨抜きにして
エリナの虜にしなきゃ!

男って使えるんだから


「ここじゃ話にくくて…。
違う教室でもいいですかぁ?」

「そ、そうか…。
じゃあ生徒会室にしよう。
今なら誰もいないからな」



……


「適当に座っていいぞ。
それでどうしたんだ?」


パンプ椅子に腰をかけて
先生と向かい合わせで座る

んー…とりあえず
泣けばいっか!
涙は女の武器だし!


「…っ、うぇ」

「、西崎!?」

「私、もぉ無理ですぅ…!」


やっぱエリナって
何でもできちゃうなぁ!
女優も余裕かもね!


とにかく私は泣いて
今の部活が忙しくて大変なのと
如月が嫌がらせしてくると
てきとうに言っておいた

こうでも言っときゃ
先生はきっと如月に
テニス部に入れ!って言うハズ

私が可哀想だからって
私の下僕になればいいってね!


やだもう!
エリナったら天才!!


「わ、わかった。
先生がどうにかするから
泣き止むんだ」

「うぅ…ありがと、ございます」


私の背中に
手を当ててくる変態教師

あーきもいきもい

早く雅治達に会いたい


「先生ぇ…お願い、ね?」


早く切り上げたくて
私は先生の目をウルウルとした目で
見つめてみた

赤くなる先生の顔見て確信

落ちた、よね


かわいいって罪だなー

先生さえも虜にする

だから、エリナより
可愛くないアイツに
負けるなんて事ないの!!







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