第14章 熱
唇を離したかと思ったら、俺をベッドに寝かし、また口付けられた。
「んっ…やめ……ぁ!」
首筋に舌を這わされゾクッとする。
そんな俺の反応を見て、隼人はふっと笑った。
「相変わらず、可愛い声でなくよな、お前」
「は、はぁ!?お前何言ってんだ、頭可笑しいだろ絶対!」
「俺は正気だけど?」
「絶対違う………あっ!」
首筋にピリッとした痛みが走る。
「痕付けんなよ、明日会社行くんだから」
「明日?休みじゃなかったか?」
そう言いながらも、首筋に舌を這わせ服を脱がしていく。
「クラウスさんに、呼ばれて……っんぁ!」
胸の突起に刺激が与えられ、ビクッと体が跳ね上がった。
「おい、やめろ!」
隼人の体を押し返そうとするが、なかなかうまく力が入らない。