第13章 家族
艶のある瞳が俺を見る。
「どうしたんだよ、ボーッとつったって」
「い、いや、別に何も…」
貴夜が首をかしげた。
何だその仕草、可愛すぎだろ!
てか、それぐらいで可愛いとか、重症かな…。
あぁでも、もう我慢の限界…。
「なぁ貴夜」
「ん?」
俺は貴夜に近付き、一気に押し倒した。
「ちょ!?何だよ急に!」
「抵抗すんなよ」
「は!?…んっ」
貴夜の、柔らかい唇の感触。
俺の好きな感触だ。
唇を離すと、貴夜は涙目でこちらを睨み上げた。
それ、逆効果だっての。
手を頭上で纏め、首筋にキスを落とす。
「あっ……ん…」
これだけでいちいち反応して…可愛い。
服を脱がせ、胸の突起を舌で転がす。
「や…まっ、て……ぁ!」
あぁ、可愛い、本当に可愛い。
必死に声我慢してるとことかヤバすぎ。
でも、我慢出来ない程に、乱してやるから。
覚悟しとけよ。