第17章 カミングアウト
「んっん……ぷはっ……あ!」
「貴夜…っ…」
涙で視界が滲む。
今、隼人がどんな顔をしてるのかは分からない。
だけど、声から気持ちよさそうだと言うことが分かる。
「は、隼人、イ…く…っ!」
「俺もっ…!」
そう言って、2人で達した。
何か、今までで一番疲れた気がする。
ぐったりとしている俺に、隼人は触れるだけのキスをした。
「おい…早く抜けよ、きついって」
「ごめん」
そう謝ったものの、一向に抜く気配がない。
「は、隼人?早く……あっ!?」
今度はうつ伏せに寝かされ、服も脱がされた。
背中にちゅっと音をたて、痕を残される。
「まさか、お前……ひっ!」
「うん、そのまさか」
ニヤリと笑ったであろう隼人は、疲れている俺に容赦なく突いてきた。
「あ、ぅ…はげし…っんぁ!」
隼人のやろー…。
絶対殴る!
そんなこんなで、結局あれから何回したかは…覚えてない。
とにかく死ぬほどされたと言うことは覚えてる。