• テキストサイズ

ツンデレと腹黒のそれから

第16章 ハロウィーンパーティー


「あー…これは、他人が入り込む隙なんてないみたいだな」


レオはため息をついて言った。

俺を見つめ、ふっと笑う。


「正直、あんたが鈍くてよかったよ。近付きやすいしな」


レオは「でも…」と続け、今度は隼人を見つめた。


「それ以上に、手に入りにくい。あんたはすげーよ」


どういう事だ?

隼人とレオの顔を交互に見る。


「お前みてぇな生意気な野郎に取られてたまるか」


隼人の言葉を聞いたレオは、もう一度笑い、俺たちに背中を向けた。


「じゃ、俺はこれで。ここには人来ない様にしておく」


そう言って立ち去ってしまった。

何だったんだ?

隼人は、困惑する俺の手を掴みもっと人気の無い様な所へ連れていく。


「は、隼人、戻らないと…」
/ 164ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp