• テキストサイズ

ツンデレと腹黒のそれから

第16章 ハロウィーンパーティー


家に帰り、コーヒーを飲みながら隼人と今日の話をしていた。


「そうか、貴夜は魔法使いか」

「あぁ。お前は?」

「俺はヴァンパイア」


ヴァンパイアか…。

その姿を何となく想像してみた。

まぁ背が大きいし、似合うんじゃないかな。


「衣装は誰が作るんだ?」

「係長がそういうの好きらしくて、自分で作るって言ってた」

「そっか…」


どんな衣装を作るんだろう。

楽しみと言われれば楽しみだが何だか不安だ。

変なもの作ってこなきゃいっけど。


「貴夜の魔法使いの姿、楽しみだ」


隼人が嬉しそうに言った。

そんなの、俺だって…。

何て、口が裂けても言えない。


「そーかよ」


冷静を装ってそう言うので精一杯だ。
/ 164ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp