第3章 スカウトされちゃった!
「でかい家だな。」
桑山課長は、大きな工藤邸を眺めながら呟いた。
そして家の表札を見て私に尋ねてきた。
「工藤…?ここ江戸川コナンくんの家だろ?」
「あっはい。実は…。」
私はコナンくんの家庭事情を課長に伝えた。もちろん香澄さんのことも。
「なるほど、蛙の子は蛙って訳だな。まさかコナンくんが、藤峰香澄の子供だったなんてな。」
やっぱり課長も知ってるよね。藤峰香澄の死はどの局でもワイドショーになったし、この業界にいる人間なら知らない人はいない。
「つまり君も、彼女の親戚ってことか。驚いたよ。」
「私は、ただのいとこですから。」
話が長くなると、有紀子さん達に悪いので、私はインターホンを鳴らした。
「はーい!」
出てきたのは、コナンくんだった。
私はコナンくんに課長を紹介しようとすると、課長は私を止めた。
「えっ?いいんですか?本人いますけど。」
「今はね。まずはコナンくんの保護者の方に会わないと。」
「朱音さん今晩は!ぼく今から博士の家で勉強教えてもらってくるから!晩ごはんまでには帰ってきまーす!」
そういうと、コナンくんはリュックを背負って玄関を飛び出した。すると玄関に有紀子さんが現れた。
「今晩は。工藤有紀子です。」
「初めて、シャーロン芸能プロダクションの桑山と申します。もしかして、藤峰有紀子さんでは?」
「そうですよ。そちらには大変お世話になりました。」
有紀子さんは、どうぞ。と言って奥の客間に通してくれた。そこには優作さんが、ソファーに座って待っていた。私達を見ると彼はすくっと立ち上がった。
「あなた、シャーロンプロの…。」
「桑山と申します。工藤優作さんですね、あの有名推理小説家の。」
「ありがとうございます。さ、お掛けになってください。」
優作さんに促され、課長が座ったのを確認してから私も課長の隣に座った。
「いきなり本題ですが、コナンくんの発表を見させていただきました。大変立派な誓いでした。」
課長は二人に向かって、本題を切り出した。
「ありがとうございます。」
優作さんが、頭を下げた。
すみません!ここで一旦切ります! 作者より