第15章 【東峰 旭】年下の彼氏
「おぉーい!佐藤!14時半までに頼むぞ」
私は締切間近の仕事に取り掛かっていた。
お昼を食べている余裕なんてなかった。
最後のチェックを終え、上司に提出。
無事、GOサインをもらって私は取引先へ向かった。
駅のホームでふと携帯を見た。
メールの着信があり、そこには「東峰 旭」と表記されていた。
無題
こんにちは。昨日はご馳走様でした。
お仕事忙しいですか?
俺は今昼休みで購買のパンを食ってます!
添付されていた写真にはたくさんのパンが写っていた。
Re:
こんにちは!
購買のパン懐かしいー!
私の通ってた高校と同じメーカーだね。
今日は忙しくてお昼抜きです。
私チョコメロンパンが好きだったなー。
私が返信をすると、すぐ返事が返ってきた。
Re:Re:
お昼抜き!?
俺ならそんなの耐えられない(笑)
そして、授業がつらまないです…
Re:Re:Re:
こらこら!授業中に携帯いじらない!
ちゃんと勉強するように!!
私は彼にそう返信をして仕事に戻った。