第14章 【菅原 孝支】O2(オーツー)
「おはよー」
朝練のため部室に向かうと、
中では大地と旭が着替えていた。
「おう、スガ!」
いつもと変わらない大地。
俺は必死にいつもの様に接した。
「……で?どういうことだよ、大地ー」
「えっ…あっ、あぁ」
俺がからかう様に大地に言うと、
少し照れ臭そうに頬をかいていた。
「えっ!?なんのこと??」
「それがさー、旭ー!
大地が俺の大事な大事な幼馴染に手出したんだよー」
「おい!その言い方!」
大地から改めて付き合ったと報告を受けて、
俺たちは朝練へ向かった。