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【★ハイキュー!!★】短編集

第13章 【月島 蛍】あの人は…


「「おつかれっしたー」」

部活が終わって、部室を出ると
下であの人の声が聞こえた。

「月島くん、お疲れ様」

2階を見上げてヒラヒラと手を振るあの人を
今すぐ自分の中にしまい込んでしまいたくなる。

「ひろか、悪い。遅くなった」

キャプテンが部室の鍵を閉めて、
僕たちを追い越し、階段を駆け下りる。

「待ってないよ。今来たところ」

そう言ってあの人は
口元で暖めていた手を隠していた。

2人はそのまま歩き出す。

キャプテンは僕の知らない
あの人の色んな表情や仕草を知っているんだ。










あの人はキャプテンの恋人。


The End
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