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帰る場所は(銀魂:銀時夢)

第1章 帰る場所は


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「きっとパチンコで負けて、麗さんに会わせる顔がないんですよ。」

「そうネ!あの天パの事アル、どっか遊び歩いてるだけヨ。気にする事ないネ。」

「ワンッ!」

 いつの間にか消えた銀時の行方は、誰にも分からなかった。しかし同時に、姿をくらませた銀時を心配する者も、麗以外いないようだ。

「そう、よね。」

 それもそのはず。一晩、万事屋に帰らぬ事などザラにある事だからだ。そんな時は大概、銀時はどこかで酔い潰れている事が多い。一度引き受けた仕事を途中放棄するとも考えられないが、もしかしたら何か嫌気が差してパチンコかお酒でも飲みに行ったのかもしれない。そう思えば、新八や神楽に何も伝えず消えたのも頷ける、かもしれない。

 もし酔い潰れているのなら、迎えに行かなければ。麗は銀時の向かいそうな居酒屋の周辺へ足を運んだ。
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