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ペテン師の仮面

第4章 TARGET:3


「ラバっ!!
隠れて!! 敵っ!!」

「えっ!?Σ」

その声に急いで木に隠れる

「オーイ兄ちゃん…
お友達隠すとはどういう了見だぁ?」

「べっつに?
良い所で観戦して欲しくね?」

小刀を構えちゃんとした戦闘体制に入るリリィ
相手は長剣を構える

「リリィ!!
手伝うか??」

「大丈夫見ててね!!」

そう言って相手に向かって小刀を投げ向かう
相手は容易に避けてしまう

シュッシュッ!!

「ははっ!!
今持ってる武器を捨てたら駄目だろ(笑)」

ブンッと長剣を降る
それをリリィは軽やかに避け服から出した小刀で相手の脇腹を裂く

「ガッ!?Σ
何故…武器が!?」

「え??
武器って持てる分まで持つものじゃないの?」

脇腹を押さえてよろめく相手に嬉々に語るリリィ
相手の血が付いた小刀を舐める

「うぇ、苦い…
ちゃんと健康的な生活してます?」

べっと舌を出し苦そうに言う
それに腹を立てて雄叫びを上げながら走ってくる

「余計なお世話だぁぁぁぁ!!!!」

リリィはニヤリと笑い呟く

「縛!」

走っていた相手はビタリと体が固まる

「死に行く前に教えて上げる。
僕はちょっとした呪術者でね、自分以外の人の血を体内に入れた瞬間その血の持ち主の体を僕の好きなように動かせるんだ
あとねこのペルソナは武器の操作も出来るんだ」

そう言って体に隠していた小刀を相手の真上や色々な所に投げる

「止まれ」

と呟くと落ちる小刀などがピタリと止まる

「やだ…やめてくれ…
お願いだ…何でもする!! だからっ!!」

必死で懇願する相手に指を指しそして

「さよなら良い悪夢を…((ニコッ」

容赦なく、尋常じゃない早さで相手に突き刺さる
悲鳴を上げ地面に倒れる

「しに…た、くない…」

「最後の言葉は皆そうだよね…
終幕、あっちでは幸せにねー」

と言ってトランプを胸ポケットから出し
死体に投げ指す

「えげつねぇ殺しかた…」

「引いた?」

ペルソナを外しながら気まずそうに聞くと

「いや全然?
報われねぇ死に方しそうだな(笑)」

「あはははっ
酷いなぁ…じゃ、帰ろうラバ」

そう言って手を出すリリィ
「お、おう!!」と言って手を握りアジトに戻るのだった

★☆★☆

皆がアジトに戻り
タツミとリリィの入隊歓迎パーティーだと言って騒ぎ立てる面々
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