第4章 TARGET:3
「うん(笑)
何だかんだ言ってこの帝具に気に入られてるし(笑)」
「帝具は人を選ぶって言うしな」
「ねー(笑)」
人を殺めに行くと言うのに普通に話している二人
「俺達はここで殺り合うよ
リリィは後ろに居てね」
「了解です!!」
ラバの後に続くリリィ
ラバックはずっと「軽いなぁ…」と言っている
そしてトラップかがっは場所に行くと女の子が吊るし上がっていた
「う…ぐ…」
「糸の手応え軽いと思ったら女の子かよ」
「変わろっか?
殺すの」
「いやいい。
殺る」
そう言ってギリギリと糸の引く力を強めていく
「遠慮ないね(笑)」
「同じ稼業同士
いつ殺されても仕方がない」
冷たく言うラバック
吊し上げられている女の子は命乞いをする
「お願い!
助けて!
何でもするから!!」
「だーめ、色香に惑わされて死んだ奴を知ってるんでね」
ギュルッっと音がしたあと女の子は力なく下に落ちる
近くによさ生存を確認する
「死んでる、容赦無いね!!
ねーさんが言ってた通りだ
僕も殺されたい」
「何言ってんのさ!!
本当はああ言った可愛い女の子殺したくないよ!!((涙目
あーもー切ねぇ…」
「ご、ごめんね(^_^;)」
「……分かってくれればいいさ、じゃあ帰るよ?」
「うん」
「リリィが出る幕なかったね」
「いや、分からないよ?
確か9人だよね? 侵入者」
「うん そうだけどこっちには…反応ないなぁ」
と言って糸を見る「歩いていれば会えるかな?」
「どうだろ?
皆に取られちゃったんじゃない?」
「どーしてもやな予感しかしないんだよねー…」
二人は今居る洞窟を出て夕方になった空を見上げる
「西日すごいねぇ!!」
はしゃぎ気味にに言うリリィにラバックは答える
「朝日も綺麗だよ、今度一緒に見る?」
「見る見る!!
ついでにここら辺暗いから月とか星とか綺麗に見えそう!!」
「(無邪気だな…あの仮面がなければ俺多分キュンキュンしちゃうんだろうな…
でも俺の本命はナジェンダさんだから!!)」
「どうしたの?
百面相して」
「いやなんでもない!!」
スタスタと先に行くラバック
それを追いかけるが…咄嗟にラバックの服を引っ張り自分の後ろに引き腕を降り小刀を出し相手の剣をかわし応戦する
「な、何だぁ!?Σ」