• テキストサイズ

ペテン師の仮面

第4章 TARGET:3


「それよりレオーネ
お前三日前の仕事で作戦時間オーバーしたそうだな?」

怖い声音と共にレオーネは顔を真っ青にして走って逃げようとする
ギリギリとなるボスの機械的な腕
そして手首が飛ぶ

ヒュッ…ガシッ

「ひいいッ((涙目」

「強敵との戦いを楽しみすぎるのは良くない…
そのクセは何とかして直すんだ」

「分かったからそのキリキリ音止めてくれ!!((涙目」

レオーネとボスとの怖い会話が終りタツミの方にボスの目が向く

「ジョーカーの事は分かったが…
この少年は?」

「あっ
そうだボス!!
この人材推挙!」

「オイ!!
だから勝手に!」

「…見込みは有るのか?」

「ありますよ」

「あ、それに関してはタツミ君見込みあります
んで僕の場合どーなるの?」

「ジョーカーの場合は強制的だ」

「マジすか(笑)
まぁ、良いけど
僕も入りたい気に入った
ボス、改めて僕の名前はリリィ
よろしくお願いしますね」

「ああ、よろしくリリィ」

リリィとボスが話をしている時にアカメ達も話が進んでいた

「まぁ、ともかくアカメ」

「…?」

「皆を会議室に集めてくれ
この少年の件を含め前作戦の結果を詳しく聞きたい。
話しはそれからだ」

ボスは颯爽とアジトに向かっていく
これからタツミの勧誘タイムの始まりだ

☆★☆★

しばらくして会議室に人が集まり始める
窓から人が来たりとさまざま
相変わらずマインはかなり怖がられている

「成る程、事情はすべて把握した。
タツミ…ナイトレイドに加わる気はないか?」

「…断ったらあの世行きなんだろ?」

「いやそれはない…
だが帰す訳にはいかないからな
我々の工房で作業員として働いて貰う事になる
とにかくだ…断っても死にはせん
それを踏まえた上で…どうだ?」

シンと静まる部屋、そしてタツミが口を開く

「…………俺は…帝都へ出て出世して貧困に苦しむ村を救うつもりだったんだ…
ところが帝都まで腐りきってるじゃねーか!」

「確かに、僕がここに来たときから腐って腐敗してた。
’これが僕の国を滅ぼした国? ふざけんな幸せ返せ‘って思ったよ」

「……お前は母国を潰されてたのか」

「うん、ここに来たときに身に付けてた物は暗殺術だけだから苦労したよ…生活するに(^_^;)」

「まぁ、その腐ってる根源を取っ払いたくねーか? 男として!」
/ 40ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp