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ペテン師の仮面

第3章 TARGET:2


「おいジジイ起きてるか??
おおうっ!?Σ
カルテを投げるなよ!!」

「テメェクソガキ!!
金ねーから良いけどよ 急な患者、しかもルボラの初期患者連れてくんじゃねーよ!!」

「ハイハイ、さーせん!!
んで依頼主は?」

「奥で寝てんよ…急用か?」

「まあね、分かるべ?
コレ(ペルソナ)付けてんだから…
ラバはここでジジイと仲良くしてて」

「お、おう…(^_^;)」

そう言って奥に入り 依頼主に話し掛ける

「依頼主…」

「あ、君か…その治療代何から何まで本当にすまない…」

「別に良いですよ…(^_^;)
あと、依頼の報告です」

「ああ…」

包み隠さず話す
仲間は死んだこと仲間の女性だけかろうじて生きていたことそして最期の言葉と遺品

「これが…エリシアが?」

「はい、体に隠していたらしく血がたくさんついていますが…」

「いや、いいんだ…
ありがとう。 これで…」

泣き始める依頼主。

「命あるかぎり生きて足掻いてください。
大事な仲間の分まで…
それでは、さよなら。
もう、依頼主として会わない事を祈ります。」

そう言い残し依頼主に背を向け診察室ぽい部屋に戻る

「ただいまって…」

「珍しい帝具と髪と目の色だなと…」

「やめなよ…嫌がってんじゃん…(^_^;)」

「お前の目や髪も珍しいが…
あと、治療費どうする?」

「僕が一括で払うよ
丁度昨日給料日だったんだよね…
足りる?」

「ああ、足りる。
アイツが返したい言ったら?」

「ジジイがもらっていいよ
要らない」

「分かった、お前も何かあったらすぐ来な
待ってんから」

「アンタにとっては僕は金蔓でしょ(笑)」

「そうだが、お前には治療費の払えない奴が返しといてくれと言った金があるから怪我が酷くなければタダだな」

ゲラゲラとジジイは笑い扉を開ける

「さぁ、老いぼれは眠くて仕方ねぇ。」

「はいはい出てくよ
お休み」

「ああ、お休み。
リリィ、もーすこし女っぽくなれ
オメーは可愛いんだから」

「うーるーせぇー!!
クソして寝ろ!!
ラバ帰るよ!!」

「お、おお!!
(女…? な訳ねーよな…声男としては高いが…)」

また二人は夜の帝都に紛れて帰るのだった…
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