第3章 TARGET:2
全員倉庫の中に目が行っている時にアリアは逃げよいとするが
「……ッ!?
痛い!!!!」
「逃げようなんてさせねーよ?((ニコッ」
「だ、だからって…」
「だからって足に刃物を投げるな?
一番逃げないにすぎる方法だろ?」
もう一本小刀を投げ太股に刺さる
悲鳴を上げるアリア
「相当の報いだな。
でも逃げようなんて虫が良すぎないか?
嬢ちゃん」
「本当にこの家の人間がやったのか?」
「そうだ
護衛達も黙っていたから同罪だ」
「それが、知らなくてもね…」
「う…ウソよ!
私はこんな場所があるなんて知らなかったわ…
タツミは助けた私とコイツ等とどっちを信じるのよ!!?」
「しらばっくれるんじゃねーよ…往生際悪いなぁ!!」
太股に刺さった小刀をグッと射し込むように傷口を抉る
「いっ!?
痛い!! ウソなんか言ってないわ!!」
反応の無いタツミに話しかけ命を取らないでと懇願するアリア
「みっともない懇願だな…」
グリグリと抉る傷口を見ながら目に涙を溜めだすアリア
そして今にも消えそうな声で「タツミ」と名前を呼ぶ声
「い、イエヤス!?」
「俺とサヨはその女に声をかけられて…メシを食ったら意識が遠くなって気が付いたらここに居たんだ…!!
そ…その女が…サヨをいじめ殺しやがった!!」
「……」
「あーぁ…もう言い逃れ出来ないね…?」
「何が…?」
「は?」
「何が悪いって言うのよ!!」
「うおっ!?Σ」
「リリィ!?Σ」
「あ、悪い。
ありがとう。」
アリアに突き飛ばされ尻餅をつくそしてねーちゃんの手を借りて立たせてもらう
「うっさいわね!!
私が何をしたってうのよ!!
何にも役に立たない地方の田舎者をどう扱っても私の勝手でしょ!?」
「悪魔…」
「ああっ!?Σ
テメーだってここに来たときは汚ねぇ格好してたじゃねーか!!」
「あれ?
演技だよ??」
「ともかく私にとっては田舎者は全員家畜!!
あとそこで死んでる女だって家畜の癖に髪がさらさらで生意気すぎ!!
私がこんなに癖っ毛悩んでるのに!!
だから念入りに責めてやったのよ!!
むしろ感謝すべきだわ!!」