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お菓子な妖精

第2章 1欠片目


柚璃の家は半分独り暮らし状態だ。
何故なら、突っ込み所のある両親は暫く帰ってこない(世界一週中)
今はバイト、ご飯、風呂、寝る、学校と言う回転をしていた。

「(今日も私は一人か…)ただいま…」

ガチャリとドアを開け、いつも通りに事が進むはずだった。

「お、かえっ…((バタンッ!!」

「……………茶色の髪のイケメンが居たぞ…
あれ? 気のせい?」

自分の家、しかも玄関の前で現実逃避をする柚璃。
ドアの中では男の人が「どしたー? 腹でも痛いのかー?」とドアの外にいる柚璃に話しかけている

「…幻聴まで!?Σ」

「幻聴じゃないぞー!! 現実!! リアルだっ!!」

ドアの前での葛藤の独り言まで口を出す茶色のイケメン
葛藤の末やっぱり中に入ることにした柚璃
「………((ガチャ…」

「やっと来たか!!
お帰り!!」

目の前には制服を履いた童顔の茶色のイケメンが正座していた

「えっと…」

「お帰り!! 待ってたよ!!」

「は!?Σ」

「今日からお前の親が帰ってくるまでの間お世話になる、ビター・チョコレートだ!!
よろしくな!!
家事全般任せとけ!!………ただ火を使うのはダメだかよろしく!!((ニカッ」

「はぁ!?Σ」

「なんだよその反応…困るじゃないか…」

「困るじゃないかって!?Σ
私が困るに決まってるだろ!!」

何故か玄関で自己紹介をした’彼‘
と言うか家に入れたくないのか玄関で正座をしている

「つかなんでここで話すんだ?
リビングでも良いだろ?」

「さっき、リビングが大惨事に…((((((;゜Д゜)))ガタガタ」

「おいおい!! うちの家不法侵入しといて何荒らしてんだよ!! ふざけんな!!」

「ご、ごめん…片付け手伝ってください…( ;∀;)

「あー…もー…分かったよ…
荷物置いてくるから待ってて、聞きたいことは山ほどあるから」
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