第1章 ＊片想い[高尾和成]/裏

ゆっくりと腰を沈める。

｢やっ、ぁあ…｣



半ば麻痺したソコは、それでも奥に当たると反応するようで、


快感から逃れようと腰が跳ね上がった。



｢まっ…んぁあっ…かず、…なりっ…｣


｢はっ…ちゃんそんなにオレを煽りてぇ？｣


どうしてこいつは私のイイトコロを知っているんだろう。



ピンポイントで動く腰に体をよじらせても、すぐに掴まえて離さない和成の手。


｢うわ…もうやべぇの？すげぇ締め付けてんだけど｣


｢ん…はぁっはぁ…｣


｢おーいちゃん、聞いてる？｣


軽く頬をつねられる。


聞いてほしいなら動くのはやめてほしい。



それもニヤッと笑われるとなにも言えなくなるんだけど。


…悔しい。