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悪魔であり、人間である。
第1章 本物の悪魔
「すみません、もう帰らないと行けないので……。」
少女は、逃げる様に私の横を通ろうとした。
そんな、言い訳を聞きたいんじゃないんですがね。
私は、少女の手を掴んだ。
少女の手は、私達と違って暖かった。
少女は、びっくりした様な顔で私を見た。
やっと、少女の顔を見れた。
瞳は、私と同じ赤だが雰囲気は人間という感じだった。
「私の、質問に答えてください」
私は、もっと少女のことを知りたくなった。
役に立つなどではなくただ純粋にそう思った。
いや、思ってしまった。
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