第1章 烏野探偵事務所/烏野メイン
日向「ノヤっさあああん!」
西谷「日向!影山!それにやっちゃん!」
俺たちの姿を見るなり、ノヤっさんは涙目になった。
西谷「お前ら・・・!・・・やっぱ、車じゃねぇんだな。」
「「「だって免許もってないもん。」」」
イコール、全員チャリかっとばしてきた。←
影山「それより!何があったんですか!?今日は定休日じゃ・・・。」
西谷「それが・・それが!」
ノヤっさんがカレー屋の玄関のドアを開けた。
あ、言い忘れてた!
今回の依頼人、西谷夕と被害者(?)の、田中龍之介は『一期一会の男curry』というカレー屋をしている。男くさい二人が経営しているので、店員が怖いと評判だけど、味もそこそこ美味しいと評判で、昼は列ができる時もある。
・・・以上!
開けられたドアの隙間からはカレーの香りが漂い、食欲をそそった。
日向「いいによい・・・♪」
影山「温玉・・・。」
谷地「カツカレーもいいですよねぇ。」
西谷「だーっ!!カレー褒めてくれんのは嬉しいけど問題はこっちだ!!見ろ!!」
ノヤっさんが指をさしてるほうに顔をむけると
衝撃的なものが目に飛び込んできた。
「「「ぎょええええええ巨大ごま団子おおおお!!」」」
西谷「ちっげぇよ!!ごま団子じゃなくて龍だよ!龍の頭はごま団子じゃねぇ馬鹿野郎っ!こんな美味そうなごま団子あったらカレーにぶち込むわっ!」←
よくよく見ると、俺らが目にしたのはごま団子ではなく、
テーブルの上に頭をのせて気絶していた田中さんだった。
目は白目をむき、顔色は真っ青だった。
日向「な、なんで・・田中さん・・・」
影山「ここまでかよっ・・・!」
西谷「おい日向ぁっ!影山ぁっ!頼む、龍を・・・龍を助けてくれ!頼む!!うわあああ」
谷地「・・・・・
いやまず119番しましょうよ!!??汗」