第8章 性欲（イルミ／童貞／甘）

「んぁっはぁっ…あっ！……ねぇ、んっ…私、ヤバいかも……っ…」


「…え？ヤバいって、何が…」


「…ふぁっ！…あっ、イ…イきそう…っ…」


「はぁ？…何それ、どうなるの？」


「…んっ、ふあっ…一回、イっていい？…」



余裕なく顔を歪めるリネルがイルミの腕を掴みながらますます身体を揺らす。

急な展開に少し目を見開くイルミがリネルを見上げて言った。



「…もしかして、リネルイッたら終わり？え、俺、この状態で？」


「ん、っ…んんっ！…だ、大丈夫っ…」


「なにが」


「女の子は、…あっ、ああっ、イッてもまだ、出来るっからっ…」


「え？そうなの？」


「やっ！やんっ！！…は、はぁっあっああっっ、と、…止まんないっ…ん…っ！」


「…ッ…、ちょっ、俺はどーすればいい？ッ…」


「ふぁっ！そ、…そのままっ、そのまま、…あっ…あっあっ、…んんっ………ッ…イッ……ちゃっ…！！」



ギュッと目を瞑って達してしまったリネルは身体の力をふっと抜くとイルミに体重を預けた。

耳元ではぁはぁと呼吸を乱すリネルにイルミは不思議そうに声をかけた。



「…大丈夫？」


「ん……ごめんね、我慢出来なくなっちゃった、あんまり、…気持ちいいから」


「いや、別にいいけどさ」


「はぁ、…ん…今日は私がイルミにいっぱいしてあげようと思ってたのにな…」


「…ふぅん。ならもっとしてよ、さっきみたいに。ほら」



リネルは、急かすようにリネルの腰を掴んでくるイルミにチュッと音を立ててキスを落とすと、はらりと落ちてくる自分の髪を片手で押さえながら言った。



「次は、上で動いてみる？」


「え？」


「イルミして」



リネルは イルミの上から身体をズラし、イルミを起こさせるとイルミの背中に両手を回してそのままベッドに倒れこむ。

急に目の前に広がる光景が逆転し、2人はぶつかる目線を楽しむように見つめあった。



「…挿れて」


「わかった」



イルミは言われるままにリネルのヒクつくソコに自身を深く埋めた。