第6章 師弟関係(イルミ/年上師匠/甘)
再び達してしまったリネルの締め付けで、ギリギリのところで自身を引き抜いたイルミはリネルのお尻に精液を全て吐き出した。
イルミはリネルの顔を自分の方に向かせると、荒い息をしているリネルの唇に自分の唇を重ねた。
その動作に涙に揺れる目をイルミに向けるとリネルは少し困ったような顔をして言った。
「…あなた、こういう事には興味ありませんて顔して、意外と激しいのね…」
「リネルこそ、子供みたいなのに」
「……はぁっ…、あー、」
「なに?」
「……ついに一線を越えてしまった…」
「今更でしょ」
「……でもまいっか、うん、たまにはこういう事も。…気持ちよかったし」
「…リネルって割と単純だよね、やっぱ強化系だから?」
「ん?どういうこと?」
「いいや、こっちの話」
イルミはヒソカがオーラ別の性格診断なる話をしていたのを思い出していた。
いつの間にか床にへたりと座り込んでいたリネルの顔を包みじっと見つけながら、イルミは目元を少し細めて言った。
「また今度 俺のモノになってよ、リネル」
「…だからリネルさんでしょ。ほんとに都合がいいよね、あなたは」
「あなたって呼ぶのやめてよ、いつまでも上から見られてるみたいでやだ」
「……じゃあちゃんと、私の事もさん付けて呼んで」
「…んー……」
イルミはふと考える顔をしてから、再びリネルに目線を戻して言った。
「じゃあやっぱいいや、今まで通り俺もあなたでいいしリネルの事はリネルって呼ぶ」
「…なんなの」
「そうしておけばさっきみたいな時名前で呼んでくれると嬉しいしね」
「…!」
ふと目線を外して恥ずかしそうな顔をした
リネルは、深い溜息をついた。
fin