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〈短編〉H×H(裏中心)

第5章 ミッション(若イルミ/使用人/グロ)


「リネルにやってもらいたい仕事があるんだよね」


「仕事…ですか」


「うん、「アルカのおねだりを聞く。」これが次のリネルのミッション」



リネルは主であるイルミの部屋に呼び出され、新たな仕事を言い渡されていた。



「前にこのミッションやってたカスガの事知ってるよね?まだアルカの能力分析するのに情報足りないんだよ、ヤスハの事件もあって人がいないんだ、リネルやってくれる?」



少し首を傾げて聞いてくるイルミにリネルは小さく頷き、返事を返す。

これは主人からの命令、やってくれるかなどと言ってはいるがリネルに拒否など出来るわけがなかった。



「…わかりました」


「そ、助かる。あ、カスガがどうなったか知ってるよね?」


「はい…」


「キルの話だと要はさ、おねだりを3つきちんと聞ければ大丈夫なはずなんだ…だからまぁよろしくね」



それだけ言うとその場をあっさり離れるイルミの後ろ姿を見ながらリネルは下唇を噛み締めていた。

同僚執事であったカスガがどうなったかはよく知っている。

どんなおねだりが来るかはわからないが、聞けなければミッション失敗。

そのまま死ぬだけ。

リネルは何が何でもアルカのおねだりを3つ聞くより他ないと考えていた。







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