第4章 欲情(イルミ/メイド)
リネルの顎をすくい、舐めるように口を重ねてくるイルミにリネルは小さな声で言った。
「…欲しい…、です…」
「なに、聞こえない」
「欲しい、です…」
「なにが」
「…イルミ、様…の…」
「ちゃんと言ってよ」
「…ッ…い、イルミ様の、…私の中に、入れて、欲しい…です」
「そ、仕方ないね」
しらっとした声で言うイルミがリネルの腰を掴み一気に置くまで挿入してくる。
リネルの愛液で濡れたソコはぐちゅっと音を立ててあっさりイルミを受け入れた。
「あっ!…あぁっ!…ん…!!…」
「お前ヤりなれてそうだし緩いかと思ったけど、結構いいね」
「ん、…っ!…ふぁっ…ん、っ!」
イルミがゆるい動きで腰を動かすと、リネルは無意識なのか涙の滲んだ瞳をイルミに向けて、両腕をイルミの首元にキュッと巻きつけてきた。
「なに」
「あっ…んぁ!…えっ………す、すみませんっ…」
「…別にいいけど」
さっと手を引っ込めるリネルに、舌を絡めたキスを落としながらイルミは少しづつ動きを早めた。
リネルは呼吸を多少乱す程度でほとんど表情を変えないイルミを見上げながら、快感に身を任せていた。
「………ッ…」
「…ぁっ…痛い、…ですか?…っ…」
途中、眉間にぴくっと皺を寄せたイルミにリネルは心配そうな目を向けた。
「…ん、さすがに激しく動くとね」
「…んっ…ぁ…そう、ですよね、…」
「残念そうな顔しないでよ」
「…いえ…っ、…そんなつもり、は…」
「…じゃあ、リネルしてよ」
「え、…」
「リネルが動いて」
イルミはリネルの腰に手を置いて一旦自身を引き抜き、リネルの腕を引き身体を起こさせた。
リネルはいつの間にか名前を呼ばれていた事につい嬉しさを感じ、されるがままに体制を上下させられた。
恥ずかしそうな顔をしながらイルミに跨り、モノを掴むリネルがイルミの目を覗き込んで言った。
「…え、えと…し、…失礼、致します、…」
「ん、どうぞ」
リネルはイルミのモノを自分のソコにあてがうと、そっと腰をおろした。