第4章 欲情(イルミ/メイド)
「…やれば出来るじゃん」
「ん…くちゅ…っ…ふ…ッ…ぁ…」
どんどん動きを早めると、イルミがリネルの首の後ろを抑え混んでくる。
限界が近いのか喉の奥に押し当てられ、リネルは目を細めながらさらに動きを早めた。
「…あー、イきそう…っ…」
「ん…っ…んん……ふ、…ぁ…」
「……出すよ………ッ…」
リネルはイルミの言葉にちらりと目線を上に向けると、イく前とは思えぬ程に涼しい顔のままのイルミと目があった。
イルミはわざとらしく自身をリネルの口から抜くと、唾液で濡れたリネルの口の横あたりに白濁液を出した。
「はぁっ…はぁはぁっ…はぁ…ん…」
「顔に出しちゃったけど、口の方がよかった?」
「え、……いえ、…っ…」
「お前色白だから顔にかけてもあんま面白くないね」
「…す、すみません……」
何故謝っているのか自分でもよくわからぬままリネルは汚れた顔を隠すように手を添えるとスッと立ち上がりイルミに軽く会釈をし、言った。
「…では、私は、これで…。失礼致します」
「は?誰が戻っていいって言った?」
「…え、でも」
「ヤらせてって言ったでしょ、まだお前の中に入れてないんだけど」
「……え」
イルミはうろたえるリネルをソファに強引に押し倒した。
リネルは下からイルミを見上げ、焦った声を出した。
「な、…ダメです、イルミ様!傷に触りますからっ…」
「なら大人しくしててってば」
リネルは脚を無理矢理開かれ下着の上からスッと撫でられるとビクリと身体が震える。
自分でもわかるほどに濡れた部分にびりっと走る快感に、つい顔を歪めてしまった。
「…やっ……、 …あっ…ぁ…!!」
「ぐちゃぐちゃ、濡らし過ぎ」
「や…んっ……あっあぁ…やめっ…」
「俺の舐めて興奮してたの?そこそこうまかったしうちのメイドなんかよりも他にも仕事ありそうなのにね」
「…っ…ん、やぁ……あっ…んんっ…ッ…」
「リネルだっけ?お前こんな淫乱な身体でさー、うちで働くの辛くないの?使用人同士の恋愛ご法度だし、セックスなんてばれたら即効死刑だしね」