第13章 遺伝情報(クロロ/会話プレイ)
限界が近づいたのか、クロロは私の頭を離させると 私の腕を引き 身体を持ち上げてくる。
「ん、…なぁに?」
「交代」
自分が座っていた椅子に私を座らせると 今度はクロロが私の足の間にしゃがみ込む。
クロロは私のスカートを捲り上げると、脚を大きく開かせてきた。
「や、…見ないで…」
「こんなにしておいて何を言ってる」
濡れた下着からは 形まで透けているであろう割れ目を、指先でスッと撫でられると ゾクリとして背筋が反り返った。
「…あッ、」
「敏感だな、リネルは」
「それ、褒めてる…のッ?」
「もちろん。感じやすい女が嫌いな男なんていないぞ」
下着の間から簡単に手を滑り込ませると クロロは指を一本 私のなかにゆっくりと挿れてくる。
「ッ…なら、…クロロがうかうかしてる間に…、私に、彼氏出来ちゃうかも…よ」
「させるか、そんな事」
「んぁっ、…あ、」
クロロは指を増やして、そこから漏れる水音を楽しむように指を器用に動かしてくる。
私の弱い所をわざと外して。
「リネルの事を手放す気は無いからな」
「な、…っ、にそれ…ッ」
「彼女の唯一の妹であるお前を他の男に渡すわけないだろう」
なにそれ。
クロロは矛盾してる。
先刻、終わりがある関係が美しいと言い放っておきながら、今度は私を手放さないなんて。
「さっきは…終わりがあるのがいいって、言ってなかった?」
「ああ、言った」
「矛盾、してる…ッ」
「何故だ?人間なんていつ死ぬかわからない、自分達の意図と関係ない死を遂げて生き別れたらそれこそ 詩的だし美しいだろ」
「…はぁっ?…ぁ」
「俺もお前も、いつ死ぬかわからない」
「んぁっ…ッ、あ」
「ただそこに自らの意思はない」
「ああぁっ、…や、」
「俺は自分の意思でリネルを手放す気はないんだ。…彼女と酷似した遺伝情報を持っているお前を」
そろそろ考えられなくなってきた。
クロロの世界観にはついていけない。
クロロは容赦無く私のナカを掻き回す。
その度に濡れた秘部はぐちゅぐちゅといやらしい音を立てる。
「……雨、すごいね、ッ」
「俺にはお前のココが悦んでる音しか聞こえないが?」
「…雨の、音だよ…」
「無理があるだろ」
ふっと笑うその表情が愛おしい。