第13章 遺伝情報(クロロ/会話プレイ)
「リネルは左より右、先端を攻められるのに弱いよな」
「やぁっ、あっ…」
クロロは私のことをよく知ってる。
…違う、私の身体をこんなにしたのはクロロ。
クロロは、私の胸の右側の突起を舌先で執拗に攻めたて、左側は指の腹でやさしく撫でてくる。
そのピリッと痺れるような身体を走る快感に身を任せるように 私は 背筋をそらせながら クロロの白シャツをぎゅっと握り締めた。
「…クロロって、おっぱい好きだよね」
「…男なら普通じゃないか?」
クロロは 胸元から顔をあげると、私に目線を合わせてきた。
私の言葉を不思議がるように少しきょとんとした顔が普段よりも尚更クロロを童顔に見せる。
この会話ももう何度かしてる気がするけど、私は懲りずに勝ち誇ったように言った。
「…私のが、姉さんよりも大きいよ、胸」
「みたいだな、サイズよりもバランスや感度の方が重要だと思うが」
そうは言いつつも、クロロはいつも上手に私の大きめの胸を触る。
下から両手で胸を掴み上げられ、先端部分を指先できゅっと掴まれると、合わせるように私の顔が歪んだ。
「…っ、…あ」
「でも1番大切なのは触り心地か」
「私…、何点?」
「そうだな、80点」
「低いよ、評価」
つい むくれた顔でクロロにそう言うと、クロロは意地悪そうにふっと微笑んだ。
「感度と触り心地は合格、だが少し大きすぎる」
「…ッ、基準が、姉さんてだけじゃん…」
「悪いか?好きな人が基準なのは当然だろう」
「……見たこともない、くせに」
むかつくな、本当。
自分で言うのもなんだけど、私の胸は結構いいセンいってると思うのに。
クロロの両頬を手のひらで包み 睨みながら鼻先を合わせると、クロロは瞳を半分程度に細めて 私から目線を外して笑みを深めた。