第2章 似た者同士(イルミ/妹/近親相姦)
イルミはリネルの顎を掴むと唇を重ね、強引に舌を侵入させてくる。
リネルは初めて感じる感触に戸惑いつつも懸命にイルミに応えようとしていた。
「んっ……んんっ……!」
「呼吸は鼻ですればいい、…余計な力抜いて。そう…もっと舌、出して…」
「ん……あ…んっ…」
「…ん、上手」
繰り返されるキスにリネルは頭の芯がぼうっとするような感覚を覚えた。
ベッドに縫い付けられていた両手がいつの間にか自由になるとリネルはイルミの両腕をギュッと掴んだ。
その動作にイルミがゆっくり口を離すとどちらのものかもわからぬ唾液がリネルの口から流れた。
「…っ…はぁっ…イル兄っ、私の事見て」
「見てるよ」
「もっと、ちゃんと…っ…」
「わかってるよ」
再び口を重ねてくるイルミが片手で器用にリネルの服を脱がせてくる。
リネルは外気にさらされる素肌を少し震わせると恥ずかしそうに顔を赤らめた。
「へーぇ、まだ子供だと思ってたけど結構成長してるもんだね。女って成長早いって言うからかな」
「…やだ、…は、恥ずかしい…」
「見てって言ったのリネルでしょ」
「ん…でもっ………、…っ…あっ…ぁっ!」
「ここは気持ちいいみたいだね」
「…ん、…んんっ!………や…」
「声は我慢しないでいいよ、どーせ俺しか聞いてないし」
やわやわと揉みしだかれていた胸の頂を指でするりと撫でられると、自分のものとは思えないような声が自然と口から漏れとっさに手で自分の口を押さえた。
初めて感じる快感に目をギュッと瞑るリネルの耳元でイルミは低く声を出した。