第11章 秘密(キルア/ミルキ/3P)
「…ん、…くちゅ、…ぁ、ピクって、した…」
「……、っ……!、…」
見上げると顔を快感に歪めたキルアと目が合い、リネルは自分は身体がどんどん熱く熱を帯びるのを感じていた。
キルア自身に音をたててキスを落としながら舌先で刺激を続けていると、キルアがリネルの頭を掴んで言った。
「…リネル、咥えてよ」
「…ん、ふっ!……」
「…奥まで」
「…んんっ……」
言われるままに口の奥に咥え込み、片手を根元に添えながら口を上下に動かすと、キルアの口から吐息が漏れる。
リネルはそれを聞きながらますます興奮が深まるのを感じていた。
コンコン
ガチャ
「キル、この前貸した攻略本返せよ」
急に部屋に聞こえてきたノックの音と声に2人はびくりと身体を揺らして目線をドアに向けた。
ドアの前には茫然とした顔で立ち尽くすミルキの姿があった。
「リネル?!な、何やってんの、お前ら」
「…うわやっべぇ、見つかった」
「…ミルキ……」
呼吸を乱しながらも、あまり悪びれない様子の2人を一瞥し、ミルキはしらっと言い放った。
「キル、リネルにそんな事させてイル兄にバレても知らないぞ」
「……じゃ、兄貴も共犯ならいい?」
「…は?」
キルアは自分の足の間で身体を屈めたままのリネルの顎を掴み目線を合わせると 不敵な顔をリネルに向けた。
「リネル、ミルキの事も気持ち良くしてやんなよ、得意だろ?」
リネルは言われるままに身体を起こすとミルキの方をじっと見つめた。
「ミルキ…こっち来て、…」
ミルキはリネルを見つめた。
リネルのはだけた服から覗く白く豊かな胸、その中心の愛らしいピンク色の頂、引き締まった腹部から腰へ続く緩やかなライン。
蒸気した頬と潤んだ瞳が普段よりもさらに魅惑的に見え、ミルキはゴクリと喉をならした。
「…これは3人の秘密だよ?ミルキ…」
少し首を傾げて言うリネルにミルキはゆっくり近づいた。