第7章 責任
「テスト100点!!?」
晩ご飯を食べてると、
後から入ってきた
翔くんと雅紀くんが盛り上がっていた
気になって聞いてみると
どうやら翔くんが
全教科のテストで100点取ったらしい
「徹夜で頑張ってましたもんね」
「まあね、ようやく寝れる」
嬉しそうに笑う翔くんが、
椅子に座ろうとしたとき。
ぼそっと聞こえた。
『こんなんじゃだめだ』
思わず顔を上げると、
「ん?どうしたの?」
と微笑んでいた。
気のせいかも。
「翔ちゃん、かくんかくんしてる」
「ご飯あとにしたらー?」
智くんと雅紀くんが
笑いながら声掛ける
「うん、そうしようかな」
と立ち上がり、
1人自室へ戻った。
「翔兄ちゃん、大丈夫かな」
「大丈夫じゃないでしょ。
この前の一件から悪化してるし」
「責任感じてんのかな」
「さあ…。少なくともあるかも」
4人が話す『大丈夫か』という、
体調?面の話についていけない