第2章 五十嵐家
ソファーで寛いでいると、
どこからか【ガシャン ガッシャン】と
大きな物音が聞こえた。
何かと見に行けば、、、
「智兄が悪いんだろ!!」
「自分の責任だろ、俺のせいにするな」
「はぁああ!?
ふざけんなっっ!!」
どうやら潤くんと智くんが
大喧嘩しているらしい
翔くんと雅紀くんが止めに入ろうとするが
物を投げつけるわ取っ組み合いになるわ
なんか男の子らしい喧嘩...
「ちょ、ちょっと!
なに喧嘩してるの!?」
と輪に入ってみる。
「智兄が俺のペンダントを壊したんだ!
大切なものなのに!!」
「だからそれ俺が壊したんじゃないって!」
睨み合いは続き、
何が何か分からないから
どう言ったらいいのかわからない。
「……あの」
とお風呂に入っていた和也くんが
やって来た。
大騒ぎになっているので、
心配になったのだろう
「その壊れたペンダント
元から壊れかけてたしさ、
壊れたのも仕方ないんじゃない」
「…」「…」
何も言えない2人。
「うるさいから静かにしてよね
まったく、これだから単細胞は。」
「「馬鹿ってことか!!!!」」
ドタバタドタバタ...
「ちょちょ!
また汗かくとか信じらんないんですけど!」
バタバタバタバタ...
仲直りしたみたい。
ここの皆はそれぞれ協力し合って、
仲良く生活してるんだ。
「あの3人はいっつもああなんだよね」
「そうそう!
喧嘩するほど仲がいいって言うぐらいだしね
大丈夫だよ、智兄はおもしろがってるだけ」
2人も笑いながら自室へ戻って行った。