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【銀魂/3Z】国語教師の作り方!

第20章 恋心捜索願(銀八 side)


「あの……シノハラは……」
そう聞いた俺の言葉に、とっつぁんが答えた。
「シノハラの命に別状はない」
「そうですか……よかった」
やはり、目の前で妊娠しているかもしれない女性が倒れるという経験は心臓に悪かった。
「それだけ心配ということは、お前の相手はやはりシノハラだったんだな」
「は?」
俺はとっつぁんの隣で表情を変えずにいる、この教師をチラッと見た。
「俺はシノハラとは関係ありません」
「だが、シノハラのために、妊娠検査薬持ってきたんだろ」
「……頼まれただけです。恥ずかしくて買えないからって」
「お前が相手だから頼んだんだろ」
「違いますよ!」
「全く、勉強もろくにせずに、女のケツばっか追いかけやがって」

……まあ、愛里先生のことは追っかけてるけど。

「高校生の本分は勉強だ。それをお前は。不純異性交遊など許されると思っているのか!」

あの、とっつぁん、それ、俺よりも、隣に座っている人に言った方がいいと思うんですけど。
だんだん、腹が立ってきた。

「お前にはホストをしているという噂もある」
「噂でしょ?証拠でもあるんですか」
「教師に向かって、なんだその口のきき方は」

あれ。
別件逮捕みたいなもん?
ホストの噂と妊娠検査薬と孕ませちゃった疑惑で合わせ技一本的な?
おいおい、マジかよ、勘弁してよ。
もうちょっと愛里先生の生徒でいさせてくれよ。
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