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【銀魂/3Z】国語教師の作り方!

第19章 銀色の鎖(girl's side)


それからしばらくの間、私は銀色の彼の髪をぼんやり眺めながら、これからどうなるのだろう、と考えていた。
彼の持つ氷嚢が、かすかに音を立てる。

私が「下りた」ゲームは、さらに複雑な様相を呈している。
いや、「下りた」はずの私は、さらに複雑な関係に足を踏み入れてしまった。

あの男だけではない。
私も同罪だ。
年端も行かぬ男子生徒に抱かれて快楽を感じるような。
あの男が教師をやめるようなことになったら、私もやめるべきなんじゃないだろうか。

「先生」
「え?」
「先生は……学校やめたりしないよね」

どうして私の考えていることがわかってしまったのだろう。
心臓をぐっと掴まれたかのようだった。

「愛里先生は、イトウ先生と違う。愛里先生は、俺が一方的に、脅迫したようなものだから。先生は、悪くない」
「……」
「俺は絶対誰にも言わないから、先生は、学校をやめないで」

銀色の鎖が私を縛る。
でも縛られることにこんなに喜びを感じるなんて。
甘い毒に犯されているのかもしれない。
もう、後戻りはできないほどに。
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