第9章 *俺の彼女だよ!【及川徹】ハイキュー!!*
もうする気満々の及川。
意味もなく咳払いをしている。
逃げられないと思ったは、及川が「あーあー、ンン!」って言ってる間に覚悟を決めた。
キスならまだなんとかなると。
「はい、調子バッチリ!ちゃんも準備出来た?」
「う、うん……」
「嬉しいなぁ。ちゃんの色んな初めてを全部俺のモノに出来るなんて」
「色っ、」
は「色んな…?」って聞きたかったのに、及川の人差し指が唇に当てられて言えなくなってしまった。
及川も自分の口に人差し指を当てて「静かに」とジェスチャーする。
そして近付いて来る彼の顔。
はギュッと目を閉じて、及川に自分のファーストキスを捧げた。
「ヤバいねー。ちゃんの唇」
「そっ、そう……かな……」
「うん。柔らかくて……理性壊れる」
「んっ……んん…!」
「口、開けて?」
「えっ、口…?!」
「そうだよ。もっと良くさせてあげる……」