第8章 *愛【リヴァイ】進撃*
「え……」
まさかリヴァイの口から〝愛〟という言葉が出るとは思ってなかった。
そのたった一言で気持ちが大きく揺らいでしまう。
けどあの日の夜の真相をまだ知らないは素直に受け取る事が出来なかった。
「でも……あの時兵長は女の人と…!」
「最後までシてねぇ」
「ちゃんと喘いでた…っ!」
「……ああ」
「それは兵長がその人にっ、ん…っ!ふ、ぁ……んん…っ!」
リヴァイはが話してる途中でキスをした。
そのキスは激しいけどかぶり付いたりしない丁寧なキス。
歯列をなぞり、上顎に舌を這わせ、の舌を吸い、下唇を甘噛みする濃厚過ぎる口付けだった。
彼を許したい。でも許せない……。
はそんな複雑な心境でリヴァイの舌に翻弄されていた。
「っ……やめて下さいっ……」
「ほう……なら何故受け入れた?」
「それは……」
「俺が言っても説得力はねぇが……お前じゃなきゃ最後まで出来ねぇ。他はクソだ。汚ねぇカラダしやがって……」
「っ……」
「お前の気持ちを聞かせろ」
「そんな……私は……」
〝私も……〟
〝リヴァイ兵長しか愛せません…っ〟