第8章 *愛【リヴァイ】進撃*
「っ…!てめぇ……」
はリヴァイに分かって欲しくて平手をかました。
兵長相手に手を上げてしまって一瞬ゾッとしたものの、ここで引いてはダメだとしっかり見据える。
「兵長の頭にはそれしかないんですか?!最低です!」
「他にどんな方法がある」
「恋した事今までなかったんですね。身体を重ねるのはお互いの気持ちが通じ合った後でする事!なのに、」
「ああ。恋なんてものはした事がねぇ……お前以外は」
「私?」
「お前が初めてだ」
そう。
リヴァイは初めて恋を覚えた。愛を覚えた。
色んな女を見ても何とも思わない。
色んな女を抱いても何とも思わない。
そんなリヴァイが初めて本気になれた女がだった。
「そんな事……今言わないで下さい!!遅いですよ何もかも…!!」
「あの時の事は謝る」
「だからもう…!」
「お前は俺の心を奪った。今もだ。返す気がねぇなら……お前の心、もう一度俺に寄こせ」
「そんな…!」
「俺はもう……お前しか愛せねぇ……」