第8章 *愛【リヴァイ】進撃*
そして夜。
たまたま通りかかった部屋の前で足を止めたリヴァイ。
その部屋からは男と……そしての声がした。
「やっ……ジャンてば……ダメだよ……」
「誰も来ねぇって……な?」
「でも……」
明らかにソレの雰囲気。
リヴァイはキレて思いっきりドアを開け、の腕を掴んだ。
突然の登場に、もジャンもびっくり。
「兵長…?!」
「来い」
「え……あ、あのちょっと…!」
力強く握られている腕が痛い。
それだけでリヴァイが怒っているのがビシビシと伝わってくる。
だがにとったら複雑過ぎた。
久々にリヴァイの部屋に足を踏み入れたけど……忌々しくてたまらない。
「お前、何を考えてやがる」
「そ、れは……」
「男二人も手中に収めるつもりか?いい度胸じゃねぇか」
「っ……」
「今直ぐ俺が躾し直してやる」
「……離して下さい」
「何?」
「兵長こそ……兵長こそ何考えてるんですか?!どうでもいいなら構わないで下さい!!」