第8章 *愛【リヴァイ】進撃*
それからというもの、少し予定も落ち着いてリヴァイとの接触も出来るようになったのに……は完全に無視をした。
必要な会話はするが、それ以外は全てNO。
だからリヴァイは不機嫌だ。
「なあリヴァイ、と何かあったのかい?」
「何もねぇ」
「最近おかしいんだ。空元気というか……」
「そうか」
「それにここの所ジャンと仲が良いみたいでね。あれは怪しいと私は睨んでる」
ハンジと話をすると余計眉間にシワが寄るリヴァイ。
だがハンジは構わず話をし続ける。
止まる事なくいつまでも。
すると突然あの日の事をハンジに聞かれた。
「が来たかだと?」
「そうだよ!寂しいって言ってな?私の所に相談に来たんだよ。来ただろ?」
あの日は……なんて記憶を辿ったリヴァイ。
そして思い出した時、全ての歯車が噛み合った気がした。
あの夜、リヴァイは確かに娼婦と部屋にいた。
溜まっていた当時のリヴァイ。
けど毎日ヘトヘトになっていたを呼びつける事が出来なかった。
好きでもない女に手をかけて、いざ自分のをってなった時……
リヴァイは挿れる事が出来ずにその場を終えていたのだった。
じゃねぇと無理だ。
と。