第6章 *誰も居ない=……【菅原孝支】ハイキュー!!*
「日向みたいだな……」
がショートしてしまった。
緊張じゃなく意識を吹っ飛ばしてしまった。
目をグルグル回してる。
これからどうしよう。
と思いながら、菅原は彼女を抱えてベッドに寝かせてあげた。
「お前可愛いなー……こんなに顔赤くしちゃってさ」
の頬に触れながら菅原は優しい顔で彼女を見つめる。
だが心境はそこそこ荒れていた。
この様子じゃ何も出来なそうだな。
あーあ、とキスくらいしたかったな。
起きてまた飛んだらどうする?
なんか俺悪モンじゃね?!
「ハァ……」
菅原は今日がチャンスだと思ってを誘った。
完全なる二人きりなんてそうなれるものじゃないから。
ちょっとくっ付いてみたりして、普段なかなか出来ない事をしたいなと思ってた。
で、キスまで出来たらいいなって。
けどそれ以上の事が菅原の頭にチラついてしまう。
「さ、今どんな顔して寝てると思う?気絶してるくせに……俺を誘うなよな……」