第6章 *誰も居ない=……【菅原孝支】ハイキュー!!*
「あーダメだ。起こそう」
1人勝手にムラムラしてしまった菅原は、可愛い寝顔をしているを揺さぶって起こす事にした。
そうしたら案外早く目を覚ましてくれて、まだ焦点が合わない目でこっちを見て来る。
「す……がわらさん…?」
「おはよ。気分どう?ちょっとは落ち着いた?」
「眠いです……目が重くて……」
「でももう起きないとダメだぞ?」
「んー……」
本当に眠いらしい。
瞼が閉じてしまう。
菅原としては〝襲って下さい〟と言われてるようでならない。
男の前で寝顔を晒すというのは。
けど今ならスムーズにキス出来そうだなと思った。
緊張でガチガチになりながらするよりは。
「なあ」
「ふぁい……」
「キス……しちゃうよ?」
「?!」
悪戯っぽく笑って言う菅原だが、実際はかなり本気だった。
知ってか知らずか……は折角引いた赤みを復活させてしまう。
「そうやって直ぐ赤くなるからいけないんだよ」
「何がいけないんですか?!てか私寝てる…!」
「そうだよ。だからもう……逃げられないだろ?」