第6章 *誰も居ない=……【菅原孝支】ハイキュー!!*
「ここが俺の部屋!」
ジャジャーン!と効果音が聞こえそうな感じで両手を広げる菅原。
彼女を連れて来た……しかも自分以外留守の時に連れて来たのにはやはり訳がある。
はもう勘付いてると思うけど、なるべく怖がらせないようにしなきゃな。
という気遣いから来るテンションだった。
「適当に座んなよ」
「はっ、はははいっ!」
「そう固くなるなって。肩凝るぞ?」
「はいっっっ!!!」
が思いっきり大声で返事をしたのは緊張を吹っ飛ばす為。
座れと言われても足動かないし、固くなるなと言われても無理。
そんな彼女を見た菅原は〝早かったかな……〟と思ってしまった。
家に呼んだところから。
「ははは!なんか既に顔真っ赤だな」
「あっ、赤くなんかありませんっっ!」
「俺の目おかしくなったのかな……もっと良く見して?」
「すっ!すーすすっ、菅原さんっ…!近、いっ!!」
「あっ…!?!」