第4章 *そいつは俺の【影山飛雄】ハイキュー!!*
でも飛雄となら……。
影山は口は悪くても、自分に触れてくれる手付きはとても優しい事を知っている。
彼とならシてもいい。
というか……シたい。
そうは思うから、目線を逸らしたままだが小さく頷くのだった。
「じゃあベッドに横になれ」
流石王様。
自分のベッドを指差してに指示をする。
ここは抱っことかして欲しいな……。
とか思う。
でも単細胞な影山には女心が分からない。
「す、座ったよ……きゃっ!」
「遅ぇよ」
がベッドに腰掛けたとほぼ同時に乗っかった影山。
そして見つめ合う事なくいきなりの唇にキスをした。
何故そんなに急いでいるのか。
それには理由があったのだ。
お前目の前にして疼かねぇわけがねぇんだよ。
早く挿れてぇ……。
こう思う思春期真っ盛りの影山。
考える事はそれなり。
好きな女相手に冷静で居られるわけがない。