第4章 *そいつは俺の【影山飛雄】ハイキュー!!*
「家寄ってもいい?」ってが学ランの裾を掴みながら言ってきたから、影山はぶっきら棒ながらも了承。
まだ影山と一緒に居れるとなっては嬉しくてたまらない。
「そんなに近寄んじゃねぇよ」
「どうして…?」
「っ……照れんだろ」
「え…?」
「……何でもねぇ」
影山、絶賛照れまくり。
分かりにくいが実は照れている。
自分を上目遣いで見てくるが可愛くてしょうがないのだ。
「これ以上近付いたら襲うぞ」
〈襲うぞ〉
この言葉に反応したは顔中に熱を籠らせる。
みるみるうちに真っ赤になっていく彼女の顔を間近で見ていた影山も、自分で今のを言っときながら恥ずかしくなってしまう。
「いいのかよ」
「ぅえっ?!」
裏返る声。
考えが纏まらないうちに問われたからつい変な声になってしまった。
二人は何回かカラダを重ねている仲。
そこまで初々しいというわけではないが……
やはりヤるというのは慣れないなのであった。