第4章 *そいつは俺の【影山飛雄】ハイキュー!!*
「なあなあ影山!俺ずっと気になってたんだけどさ!」
ある日の練習後。
着替えてる時影山に声を掛けたのは日向。
彼が気になっていたのは、いつも外で誰かを待っている女の子の事。
「あの子誰かな?いっつもあそこに居んじゃん。可愛いよな!お前知っ、」
「うるせぇ!!」
「ぅえ?!な、何だよ」
「チッ」
グワっと振り向いてガッと言い放った影山は不機嫌。
状況を把握出来てない日向は冷や汗を流している。
影山が怒ったのは日向の「可愛い」というセリフに対して。
可愛いに決まってんだろ。
そいつは俺の女だぞ。
とか心で言ってみる。
「あっ…!飛雄!」
「お前……毎度毎度目立つ所に突っ立ってんじゃねぇよ」
「あ、ごめん……でも早く会いたいし……」
「……行くぞ」
「うん…!」
“早く会いたい”
これを聞いて影山は内心照れていた。
俺もだボゲ。
だから急いで着替えたんだろバカ。
放っといたらちょっかい出されんだろクソが。
と、考えながら。