第3章 *理論はいらない【竜ヶ崎怜】Free!*
「は、離して下さい…!」
『ダメ…?』
「ぼっ、僕には何の技術もありません…!理論も叩き込んでないですし……」
『そんなのいらないよ……怜がしたいようにすればいいから……』
そう言われても困ってしまう怜。
とりあえず自分がしたいようにとはどういう事なのかを考えてみた。
確かに興味はある。
この大きな胸に握力を加えたら一体彼女はどうなるのか。
そして自分も……どうなってしまうのか。
このまま触っているわけにもいかないし、何よりが勇気を出してくれているのだから……男である自分が引けていてはかっこ良くない。
「じゃ、じゃあ……試しにいいですか…?」
『勿論……んっ……』
かっこ悪いだなんてごめんです!
と怜も勇気を出して、触れているだけだった手に力を込めた。
するとは小さく反応し、揉まれる感覚に少しずつ息を乱していく。
「どうしてそんなに息が……き、気持ち良いんですか…?」
『うん……変な気分になっちゃうの……。ねぇ怜……』
「何でしょう…?」
『このまま……シよ…?』