第2章 *ハンジの発明【リヴァイ&ハンジ】進撃*
「ー!リヴァイと熱〜いひと時を過、」
言い切る前にドアの向こうへと押し出されてしまったハンジ。
リヴァイは大きな溜め息を吐いてからベッドに横たわるを見た。
彼女はボーッとしていて、今だに息荒々。
ハンジのせいで気分が落ち着いてしまったリヴァイは、ベッドに腰掛けて黙っての息遣いを聞く。
けどリヴァイの視界に入ってしまった箱。
その中にはあの機械が収められている。
手に取り中身を出したリヴァイは起動ボタンを押してみた。
「くだらねぇ」
よくよく考えれば、こんなモノまやかしに過ぎない。
いくら性能がいいからって本物に敵う筈がない。
リヴァイはソレを箱に戻し、そして捨てた。
『はぁ……はぁ……へい……ちょう……』
「ん…?」
『もう……いいですよね……』
「何がだ」
『兵長の……欲しい……早く……』
かなりのそそる顔で気怠そうに手を伸ばす。
リヴァイは顔色こそ変えなかったが、その手を握ったとこを見れば……分かるだろう。
「覚悟しろ。今日は一回じゃ終わらせねぇ」
『はい……』
*次へ続く*