第2章 *ハンジの発明【リヴァイ&ハンジ】進撃*
『なんなんですか……いきなり……』
「どうだ?!どうなんだ?!どこか変わったとこ、うぐぐぐ…!」
「うるせぇな。黙ってろ」
興味津々でに詰め寄るハンジの口を手で押さえつけるリヴァイ。
一体何が起きてるのか分からないは二人のやり取りをただぼんやりと見ているだけ。
ぼんやりと……。
『あの……すみません……』
「どうした?!」
「何だ」
『声が……身体に響く、ので……』
「うおおおお!!きっ…………たああああ!!」
ハンジの雄叫びに耳を塞ぐリヴァイは、確かにの様子がいつもより明らかに違う事を感じ取っていた。
重たそうな瞼、紅く染まる頬、そして口からは何度も息を吐いている。
手を出す前からこんな状態になった事など、今まで一度もなかった。
「なあリヴァイ!早くシてみてくれよ!」
「そう興奮するな」
「それがせずにいられないよー!私の発明は確かなものだったって証明されようとしてるんだから!」