第14章 *決して愛してないわけじゃありません【千歳千里】テニプリ*
「おっ!ジ◯リのDVDたい!早速見っと!」
「なんやそれ!」
けど俺はやっぱり自由な人間。
の家に来ても、自分の好きなものを発見するとそちらに意識が向いてしまう。
「やっぱト◯ロたい!」
ルンルンでディスクをセットしてルンルンで画面を見つめる。
そんな俺の後ろから大きなため息が聞こえた。
それは当然のもの。
けど俺は気に留めずに手招きした。
「、こっち来んね」
「なあ千里……ウチら付き合うとるやんな?」
「そうたい。それがどうかしたと?」
「ならや、なんか変化あらへんの?」
「変化?」
「こう……ウチ見てムズムズしたりせぇん?」
「ムズムズってなんね?」
「あかん……こいつホンマに男なんか…?」
を見て思う事は、
可愛い、撫でたい、兎に角よしよししたい。
ちっちゃいを足の上に乗せて過ごす時間も散歩並に好きだ。
それは彼女も同じらしく、いつもは笑顔になってくれる。
だから今も座らせたというのに……
は何故かご立腹。
「どげんしたと?」
「千里アホやわ」
「意味が分からんたい。話してみんね」
「千里!」
「な、なんね?」
「ウチとシようや…!」
真っ赤になってこう言っただけど、俺は直ぐに状況が飲み込めない。
何故かって、自分に性欲が殆ど存在しないから。
最終的にが自分で制服を乱し始めてそこでやっと理解したのだが、
それを見ても然程疼かないのはどうしてだろうか。